前回の島ライドあたりから感じ始めていること。
それは負荷と心拍数について。

ここ一ヶ月、以前に比べてアルコールの量が随分少なくなった。
少ないというよりも殆ど飲んでいない。我慢をしている感覚は全くなく、欲しないから口にしないだけなのだが、お酒を飲まなくてもストレスに感じない。
アルコールを摂らなくなってから、心拍数の上下動がスムーズになった。元々心拍数が高いのでちょっと負荷をかけると直ぐに上昇するのは相変わらずだが、ペースを落とすとサッと心拍数が下がる。以前は中々下がらなかったが、落ち方がスムーズになりペースを落としたときの身体の回復が早くなったように感じる。

スポーツとアルコールの関係はいろんな話しがあるが、血管や心肺、内臓に負担がかかるのは間違いないだろう。その負担を抱えたまま負荷をかけて走るとオーバーワークになるのは当然だ。

アルコールとトレーニングの関係はいろんな見解がある。

まずはメリット論をサイトから抜粋(飲酒は体づくりの敵!?)。
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適量の赤ワインは健康増進効果があり、アルコールがコレステロール値の改善に役立つ可能性を唱える人もいる。赤ワインに含まれる別の成分がコレステロール値の低下に役立つのではないかと言われている。コレステロール値の低下を助けるレスベラトロールという抗酸化物質が含まれているが、それ以外にサポニンという成分も、コレステロールと結合してその吸収を防ぐ働きを持つとみられていて、ジンファンデル、シラー、ピノノワール、カルベネ・ソービニョンなどの赤ワインがベストで、グラス1杯に1日のサポニン摂取量とされる15gの半分の量までが含まれている。
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次にデメリット論。
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■パフォーマンスの低下
アルコールを飲むと、反応時間の遅れ、バランス能力、脳の情報処理能力、運動スキルなどの低下が起こる、とクレーマー教授は説明している。さらにワドラー教授は以下の点も付け加えている。
「気温が低いときには、アルコールを飲んでいると長時間の運動時の体温調節能力が低下するおそれがある。また利尿作用があるので、気温が高いときには運動時の脱水につながりやすい」

■翌日のパフォーマンス低下
伝説のホームラン王、ベーブ・ルースは飲み歩いた翌日もホームランを打っていたというが、二日酔いが残っていなければもっと素晴らしい成績をおさめることができたかもしれない。
「運動を終えた後に大量のアルコールを摂ると、その14時間後までパフォーマンスに影響が残るおそれがある」
とワドラー教授は述べている。頭痛、吐き気、下痢、疲労、脱水、体の痛みといった二日酔いの症状はパフォーマンスの低下につながる。

■たんぱく質合成の抑制
筋肉をつくるために摂取したたんぱく質の利用効率を落としたくはないだろう。だが、クレーマー教授は次のように言っている。
「アルコールの飲みすぎは、たんぱく質の合成抑制、睡眠に関係するホルモンへの影響、トレーニングからの回復能力の低下につながるおそれがある」
気分が悪いだけでなく、筋肉づくりの努力を水の泡にしてしまうことになる。



適量であればメリットがあると唱える人もいれば、デメリットを説く人もいる。スポーツ云々は置いておくとして、飲みすぎと惰性で習慣化することはよくない。
競技志向ではないのでストイックになりすぎるとストレスになるので、飲みたいときにゆっくりじっくり飲み、飲みたい!と強く感じた時以外は飲まないのが正解だろう。