いつも感じることだが、休日にベランダの自転車を眺めて"乗ろう"という気にならないときはかなり疲れている時。昨日の朝もそんな気分だった。乗りたい、という気持ちがわいてこない。乗りたい、というより、乗っておかないと、という気分。平日の疲労がかなりきている。

放っておいたら無為に時間を過ごしてしまいそう。せっかくの休日、貴重な時間。それだけは避けたいので気合いを入れずに軽くカラダを動かそう、と気負わずに出走の準備を始める。

どこを走ろう、どのルートにしよう。いつもの練習仲間が昨日は予定があって単独ライドだったので迷いに迷う。涼を求めて北方面へ走ろうかと思ったが、日曜日は雨になりそうなので心拍を上げておきたいと思い結局、坂があるルートにしようと思案。この週末に行っておきたいところがあったので、途中、そこへ寄れるようにと東方面の坂ルートを走ることに。

9時頃、出走。
太田川土手沿いを走って高瀬堰へ。そこから高陽方面へ右折し芸備線沿いを走る。
狩留家から湯坂峠へ。急な勾配は心拍を上げるには最適なルート。心拍数はあっという間に上がり、よい感じで維持しながら登り続ける。
ここを一人で走るのは初めてかもしれない。後を追うべき相手もいないのでマイペースでじっくり踏んでゆく。途中で離合するバイクが珍しいモノをみるような視線ですれ違ってゆく。この坂を自転車で登るんですか？という視線。そんなバイクが3台。今までそんな視線を受けた記憶は無かったが、、、まあ、そうかもしれない。

頂点に到達。下って志和へ。
いつもなら福富町へ向けて走るが、昨日は志和の榎山峠へ向けて走る。
榎山峠までの平地は左からの横風を受けながら35km/h程度で巡航。
榎山峠へ入りケイデンス80維持を心掛けながら登坂する。
途中、高校生の集団とすれ違う。挨拶を交わして頂点へ。

下ハンを保持して気持ちよく下り、次は水越峠へ。ここは陰が少なく暑さが堪える。
サドル上の腰位置を少しずつずらし、使う筋肉を変えながら登り続ける。
ハンドルを持つ手にはできるだけ力を入れず、腰と背筋でクランクを回す。
長い。水越峠は長い。やっとの思いで頂点へ。

畑賀を通って海田へ。
最後は海田運動公園への登り。距離は短いのに連続して走ってくると脚にくる。
登りきってそして運動公園で休憩、の前に横にある墓地へ足を運ぶ。

その墓地には来週納骨予定の父の墓が。母から、お墓ができたよ、と連絡があったので納骨前に見ておきたかった。納骨前が故、墓には白い布が巻いてある。納骨前だからお参りができるわけではないが、何となく見ておきたかった。
しばらく眺めて、運動公園で休憩。お気に入りのドリンクを飲み干し、出走。
実家によって仏壇の前で手をあわせ、母を少し話しをして帰宅する。

短い距離だったが単独ライドにしては密度が濃かったかな。

走行時間2:40'13
走行距離62.15km
平均速度23.3km/h
最高速度59.4km/h
平均心拍数153
最大心拍数199
平均ケイデンス数76
最大ケイデンス数159