いつものように金曜日夕刻からOKさんと週末ライドについてメールでやりとり。
幾つかのプランがあったが、昨日、出発前に北方面の山岳ライドに決定。7:20に出走する。まずは西へ向かって走る。

最初は極楽寺。
商工センターを通過していよいよ極楽寺。ついこの前に走った気がするがこのルートは去年の11月以来だ。高速道路下をパスして上り勾配が始まる。前週に実走していないこともあり、心肺がきつい。心臓や肺に衣がついているような気分。乗り始めのこの感覚がいつもしんどい。一回、負荷をかけて心拍数を上げて筋肉をつかってしまうとこのしんどさは無くなるが、最初のこのタイミングがいつもつらい。

登り始めの早々からリアギアの25Tを使い切ってしまい、超鈍行で登り頂点のアルカディアビレッジに到着。この時点で既に"もう登れない"モードに。下りながら脚を回して回復につとめるも、呼吸を整えるのが精一杯。下りきって再び登りルート。ルートを間違えて、来た道を下る。この"寄り道"もかなり良い練習。下って登り口を探す。

次は大峯山。
クルマはいない。完全な山道。路面も砂利や木々が散乱し、山肌から水が流れ出ているところもあり、コケも混じる。登りでは慎重にダンシングするがたまに後輪が空転する。そんな県道42号線を登り続ける。
大峯山の登り頂点手間に急勾配が3つ。普通のダンシングでは無理なので後輪に体重を残しつつハンドルにカラダを近づけて脚を踏み下ろす。ライドというよりもこれは登山だ。自転車を使った登山。ノーマルクランクで38T×25Tではどうにもならないが登るしかない。ハンドルにしがみつく姿勢で登りきり頂点へ。

下りはじめの道端に勾配の標識があった。19.7%。
逆のルートから登頂すると間違いなく悶絶だ。
そのルートを半ばまで下ったところで後輪がパンク。タイヤのサイドに何かを引っかけてしまったらしい。小さな穴が空き、一部が避けている。路面の悪い山道はこれが厄介。疲労から注意散漫になっていたのだろう。

下りの途中、湯来ともみの木森林公園との分かれ道。
湯来へ抜けると下り続けるルートだが、ここでもあえてもみの木森林公園への登りルートを選択する。国道488号線。国道だが、国道とは思えない路面と路肩。路面がまるで河のように水が流れている部分が少なくとも7箇所。砂利もありアスファルトが割れて剥がれているところが多数。後輪タイヤの裂け具合も気になり、速度を抑えて路面を選んで走り続ける。
このルート、斜度はきつくないが既に2つの山を登頂した身にはとてもきつい。
もはやOKさんについて走ることもできず、大きく千切れて淡々と走る。

このルートを登り始めた頃から空腹感が増していた。
いや、空腹感はパンク修理をしていたころからだろう。
もみの木森林公園への登りルートに入った頃には空腹感で一杯に。段々とカラダに力が入らなくなり、仕舞いには喋る気力も失っていた。もみの木森林公園入り口までたどり着いたものの、休憩補給地点の戸河内まではまだ25km程度あった。下り基調のルートにもかかわらず、ここから戸河内の道の駅までが一番苦しかった。

青色吐息状態で戸河内道の駅に到着。
既に喋る気力無し。自転車から降りてもフラフラする。そうか、これがハンガーノックなのか。初めての感覚。いままでハンガーノックになったことがなかった。これがそうなのか。とりあえず補給。天むすを3つ頬張るが回復まではほど遠い体調。グリコーゲンの補給は直ぐにはできない。しかし戸河内から帰らなければならない。ここから市内まで約60km。OKさんの後ろについて走り続ける。
何とか市内へ戻りライド終了。

走行時間6:31'48
走行距離152.23km
平均速度23.3km/h
最高速度57.0km/h
平均心拍数150
最大心拍数187
平均ケイデンス数80
最大ケイデンス数182

さ、今日は2週間ぶりの朝練だ。